デジタル装具手帳の特徴

装具利用者の方
デジタル装具手帳は、装具利用者の皆さまが装具の状態を手軽にチェックし、装具情報を管理できるアプリです。
あなたの歩行を見守り、装具をより快適に使い続けるためのアドバイスを提供します。
今後の更新では、必要に応じてサポート企業に相談やメンテナンスを依頼することが可能になります。
手帳機能の紹介
装具の情報やメンテナンス履歴を簡単に確認できる機能です。
装具の写真や作成日、保険の有無等を登録し、いつでも確認可能です。また、修理や調整の履歴を管理することで、次のメンテナンスに役立てたり、装具を再作成する際にご利用いただけます。

歩行チェック機能の紹介
AppleのHealthKitと連動し、スマートフォンをポケットに入れて歩くだけで、歩行状態の変化を見える化します。
月毎に歩いた時間や回数を記録し、装具利用者の健康的な日々を見守ります。
記録する情報は、「歩行時間」、「歩数」、「左右非対称性」、「両足支持時間」、「歩幅」、「歩行速度」です。

医療機関の方
デジタル装具手帳は、装具の管理を効率化し、装具のメンテナンスやフォローアップをよりスムーズに行うことを目的に作られました。装具情報だけではなく装具を付けた状態の歩行データを一元管理することで、適切なメンテナンスやアフターケアの提案につなげることができます。
装具手帳機能の紹介
装具利用者と装具の履歴やメンテナンス情報を共有することが可能です。

サポートマッチング機能
装具利用者とサポート企業をつなぐことで、装具のフォローアップの実現を目指します。
今後の更新では、必要に応じてサポート企業に相談やメンテナンスを依頼することが可能になります。

歩行チェック機能
歩行状態を撮影するだけで、AIにより姿勢推定を行い、歩幅、伸展角度を分析します。
継続的な記録から日々の変化を明らかにし、フォローアップに役立てられる情報を提供します。

News
よくあるご質問
サービスに関するよくあるご質問についてご案内します。
Q 装具の耐用年数について教えてください。
A 装具の耐用年数は構造によって違います。脳卒中の方が使う短下肢装具(膝下から足の裏にかけて支える装具)のプラスチックを主な材料にしている装具は1年半、構造に金属の支柱が含まれている装具では3年が目安です。破損がないか定期的にチェックすることやメンテナンスが大切です。
Q メンテナンスの重要性を教えてください。
A 定期的なメンテナンスを怠ると、装具の劣化で十分に機能せずに、立ったり歩いたりするときに不安定になることがあります。また、体の状態が変化に合わせた調整が可能な場合もあるため、装具の機能を十分に発揮するためにメンテナンスが大切です。
Q デジタル装具手帳とは何ですか?
A デジタル装具手帳は、装具ユーザーが装具の情報を簡単に管理し、歩行データの記録や専門職との連携をスムーズにするためのiOS専用アプリです。装具のメンテナンス履歴や異常を早期に発見し、快適な装具生活をサポートします。
Q どのように装具の情報を管理できますか?
A アプリを使って、装具の種類、使用開始日、メンテナンス履歴などを記録できます。
Q 歩行チェック機能はどのように使いますか?
A 日々の歩行データを記録し、歩行の安定性や異常を分析する機能です。iPhoneを活用し、装具が適切に機能しているかをチェックします。
Q どのデバイスで利用できますか?
A デジタル装具手帳は、iPhone専用アプリです。現在、Androidやその他のデバイスには対応しておりません。
Q 利用するのに費用はかかりますか?
A 基本機能は無料でご利用いただけます。
北海道科学大学
監修
北海道科学大学 保健医療学部 理学療法学科
准教授 春名 弘一 氏
北海道科学大学 保健医療学部 義肢装具学科
助教 佐藤 健斗 氏
デジタル装具手帳の作成には、医療の知識が不可欠です。
リハビリテーション医学や理学療法学など幅広い知識と経験に基づく研究、実証実験など多大な貢献をいただき、このアプリが完成しました。
アプリ内に表示される専門家からのアドバイスも、先生たちに作成していただいたものです。
有限会社テックワークス
サービス提供
デジタル装具手帳は、有限会社テックワークスで制作されサービスを提供しています。装具利用者がフォローアップしてくれる病院や義肢装具士とつながりを持ったり、安心安全を目指すアプリを作りたいという思いの元、開発が始まりました。