Q&A

A 装具の耐用年数は構造によって違います。脳卒中の方が使う短下肢装具(膝下から足の裏にかけて支える装具)のプラスチックを主な材料にしている装具は1年半、構造に金 属の支柱が含まれている装具では3年が目安です。破損がないか定期的にチェックすることやメンテナンスが大切です。

A 定期的なメンテナンスを怠ると、装具の劣化で十分に機能せずに、立ったり歩いたりするときに不安定になることがあります。また、体の状態が変化に合わせた調整が可能な場合もあるため、装具の機能を十分に発揮するためにメンテナンスが大切です。

A デジタル装具手帳は、装具ユーザーが装具の情報を簡単に管理し、歩行データの記録や専門職との連携をスムーズにするためのiOS専用アプリです。装具のメンテナンス履歴や異常を早期に発見し、快適な装具生活をサポートします。

A アプリを使って、装具の種類、使用開始日、メンテナンス履歴などを記録できます。

A 日々の歩行データを記録し、歩行の安定性や異常を分析する機能です。iPhoneを活用し、装具が適切に機能しているかをチェックします。

A デジタル装具手帳は、iPhone専用アプリです。現在、Androidやその他のデバイスには対応しておりません。

A 基本機能は無料でご利用いただけます。

A 対応していません。矢状面(真横)からのみの分析となっています。この時、片側面のみの歩行から分析を行います。具体的には、右足に装具を装着している方は、左から右  へ歩行する姿を撮影し、左足に装具を装着している方は、右から左へ歩行する姿を撮影し、分析を行います。

A 1つのみの管理となっています。
将来的には、複数の管理をできるようにと考えています!
新しい装具を登録した場合、これまでの装具情報が閲覧できなくなります。また、歩行チェックはご使用中の装具に関連づいて記録されます。そのため、新しい装具を登録すると、以前記録した歩行チェックの記録も表示されなくなりますのでご注意ください。なお、データは削除されていませんので、将来のアップデートで複数の装具を管理し、歩行チェックの記録も閲覧できるようになる予定です。

A 歩行チェックのセルフモードでは、Appleの推奨が前ポケット、または腰の近くのポケットになっています。装具を装着している足と逆の足の前ポケットに入れて歩行してください。
首掛けの場合は、ぶらぶらした状態だとうまく計測できないことがありますので、服の中に入れるなど工夫してください。
なお、Apple Watchも同時に利用することで、精度が高まります。

A 2026年以降の開発を予定しています。

A 多くの装具ユーザーがメンテナンスを受けられず、長期間経過する状況が続いています。
これは、ユーザーが移動困難で義肢装具会社に行けないことや、訪問によるメンテナンスが業者にとって負担になるためです。
そのため、装具が壊れたり、足の傷が発生したりしてから連絡することが多く、その時には解決が困難なこともあります。
義肢装具会社が負担なくフォローできる仕組みや、病院などが定期的に診察する仕組み、ユーザー自身がメンテナンスを学ぶ場が必要です。そこをサポートするのが、このデジタル装具手帳です。

A このアプリを使用することで、装具ユーザーはメンテナンスや再製作のタイミングなどのアドバイスを得られます。
また、医師やセラピスト、福祉関係者とのコミュニケーション機会も増え、問題点に気付き、適切な対応が可能になります。
さらに、義肢装具士は装具の製作時期、保険や総合支援法の利用状況を把握し、適切なアドバイスにより、スムーズなサポートを提供できるようになると考えています。

A はい、本アプリは全ての装具利用者を対象としています。

A 生活期に関わる理学療法士や作業療法士、ケアマネジャーの皆さまにもアプリの存在を知っていただくことは、私たちにとって非常に大切なことだと考えています。
現在ウェブサイト以上の説明資料のご用意はありませんが、必要に応じて、オンライン説明会などの開催も検討してまいります。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

A 操作マニュアルを作成中です。ウェブサイトやXでお知らせしますので、お楽しみにお待ちください。